こんにちは。
最近、耳にすることが増えた『生成AI』。でも、実はよくわからない…という方も多いかもしれません。今日は、そんな生成AIについて、少し紹介します。
◆ 生成AIってなに?

「生成AI」とは、文字通り「何かを“作る”AI」のことです。
生成AIには、文章・画像・動画・音楽など、さまざまな種類があります。
たとえば、ChatGPTは文章を作り、画像生成AIは絵や写真風の画像を作ります。
質問すると返事が返ってきたり、文章を要約してくれたり、まるで相談相手のように働いてくれるのが特徴です。この「生成AI」は、インターネット上のたくさんの文章や情報を学習したうえで、「たぶんこうだろう」と予測しながら返答しています。だから、まるで人間が考えたような自然な文章や画像が出てくるのです。
◆ 安全な使い方 ~セキュリティ上の注意点~

ただし、便利な反面、注意しないといけないポイントもあります。
「個人情報」は絶対に入力しないこと
たとえば、自分や他人の名前、住所、電話番号などは書かないようにしましょう。
AIに渡してしまうと、そのデータが他に使われる可能性がゼロとは言えません。
「会社の情報」も絶対入力しない
営業情報や顧客情報など、社内でしか使わないような情報は、AIには入力しないように気をつけましょう。
AIの回答は必ず確認する
AIは間違ったことを平気で言ってきます。
インターネット上には間違った情報や誤解を生む表現などが溢れており、これらの情報を基に学習しているため、意図しない回答がされるのです。ですので、回答内容をそのまま鵜吞みにせず、人間が最終チェックをする必要があることは覚えておきましょう。
◆ 活用例 ~アイデア出しをサポート~

「いい企画が思いつかない…」「イベントのタイトル、どうしよう?」
そんなときも、生成AIが活躍します。生成AIは、アイデアの“たたき台”を出してくれるブレストの相棒のような存在です。
例)企画アイデアがほしいとき
たとえば、社内報の新企画を考えているとします。
「20代向けの社内報企画を考えています。3案出してください。テーマは“働きがい”です。」
このようにお願いすると、
- インタビュー特集
- おすすめ本の紹介
- 働く人の1日密着
など、複数のアイデアを出してくれます。
「なるほど、こんな方向性もあるのか!」と、自分では思いつかない発想が得られることもあります。
例)生成AIだけで動画作成
たとえば、短い動画とテロップ付けなども生成AIで可能です。
本記事の一部を抜粋した動画をサンプルで作ってみたので、一度ご覧ください。
ちなみに、使用したのは「Vrew」という生成AIツールです。原稿をChatGPTで作成し、動画をVrewで作成するというステップを踏んでいます。
◆ まとめ ~まずは身近なところから始めよう~
生成AIは、文章を作り出す、とても便利なツールです。
ただし、安全に活用するためには、次の2つを意識することが大切です。
・個人情報や会社情報は入力しない
・出力された内容は必ず人が確認する
また、Microsoftが提供するOffice365には「Copilot」というAIチャット機能やOpenAIが提供するChatGPTというツールがあります。
この2つの注意点を意識しながら、身近な場面で活用してみましょう。
ぜひ、生成AIを“身近なパートナー”として、うまく使っていきましょう!