
由美さん、『たまなメタバース』って何だい?

『たまなメタバース』はね、熊本県玉名市が作った仮想空間なのよ。

そこで、市内の観光名所やイベントをオンラインで体験できるの。いわば、バーチャル観光地ね!

バーチャル空間で観光ができるの!?そんなことができる時代になったんだね!

そうなのよ。デジタルツイン技術っていう技術を使って、現実の玉名市をそっくりそのまま仮想空間に再現してるの。

デジタルツイン?それって何?

デジタルツインは、簡単に言うと、現実世界をデジタル上にコピーする技術のことよ。

建物や道路、人の動きまで、そっくりそのまま再現できるの。

それって、まるでゲームの世界みたいだね!

でも、どうやってそんなすごいものを作ったの?

玉名市は、国土交通省と連携して推進しているプロジェクト『PLATEAU(プラトー)』の中で生まれたの。

2022年から、防災対策としてデジタルツインを使って、災害の可視化や避難シミュレーションをしてきたのよ。

防災対策?メタバースって観光だけじゃなくて、防災にも役立つんだね!

「そうよ。たとえば、大雨が降ったときに、どこが浸水しやすいかシミュレーションできるの。

さらに、それを応用して、観光振興やまちづくりにも活用してるのが『たまなメタバース』ってわけ!

具体的には、どんな場所を見られるの?

たとえばね、高瀬裏川水際緑地っていう場所があるんだけど、そこでは花しょうぶ祭りがバーチャルで再現されているの。

毎年6月ごろに、高瀬裏川沿いに何千株もの花しょうぶが咲いてね、花摘み娘が美しい和装で登場するの。夜にはライトアップもされて、幻想的な景色になるのよ。

メタバースなので、6月じゃなくても年中いつでも見に行けるってことだね!

バーチャルで玉名市を体験できるなんて、すごすぎるよ!

他にも花火大会もあるのよ

本物の花火大会をバーチャルで見られるの?

そうなの。玉名の花火大会は有名で、迫力満点よ。

リアルの花火大会って、人が多くて混雑するけど、メタバースならどこからでも快適に見られるね!

パソコンやスマートフォンから簡単にアクセスできるから、今すぐ体験できるわよ♪

出典:たまなメタバース