DocsBotというAIって何?
誰でもカンタンにオリジナルのチャットボットを作成できるAIです。
ボクにも作れるかな?
始め方も解説しますので、一緒に始めてみましょう。
DocsBot AIとは
DocsBot AIとは、自身のWEBコンテンツやドキュメントをソースにオリジナルのチャットボットを作成できるAIです。
具体的には、DocsBot AIは、企業のWEBサイトやマニュアル・FAQなどのドキュメントを分析します。そして、自然言語処理技術によって、文書の内容や意図を理解し、自動的にチャットボットの会話フローを構築することができます。
そして、そのチャットボットを自社サイトやSNS、メッセージアプリに導入することで、ユーザーとのコミュニケーションを自動化することができます。
DocsBot AIで期待できそうなこと
例えば、カスタマーサポート業務などで同じ質問に何度も答えるケースが多々ありますよね。
そのようなカスタマーサポート業務を自動化することも可能になると公式HPでも紹介されています。
DocsBot AIは、コンテンツやドキュメントを学習させることで顧客にマッチした回答を即座に行うことができるのです。
このように、DocsBot AIを利用することで、企業や個人はコストや時間の削減を図りながら、顧客対応や問い合わせ対応などの業務を効率化することが期待されます。
DocsBot AIは無料?有料?
基本的に有料のサービスですが、一部機能だけだと無料で試すことができます。
有料でできること
Botは価格帯によって1個~10個まで作成できます。
読み込めるソースタイプは、URL・ドキュメント・CSV・URLリスト・サイトマップ・WordPressを読み込ませることが可能です。
無料でできること
最大50ページ分のコンテンツURLやドキュメントファイルを読み込んでチャットボットを作成できます。
読み込めるソースタイプは、URLとドキュメント(txt、PDF、HTMLなど)のみとなっています。
利用にはOpenAIのAPIが必要となります。別途取得する必要があります。
OpenAIのAPIは初めに18ドル相当の無料クレジットがついていますので、DocsBOTを利用するには十分であり、実質無料で試すことが可能です。
なお、ボットは30日後に自動的に削除されます。
DocsBot AIの始め方
DocsBot AIの公式HPにアクセスします。
「Try Free」を押しましょう。
アカウントを作成する
メールアドレスとパスワードを入力します。
同意にチェックを付けて、「Sign up」へ進めましょう。
OpenAIのAPIを入力する(なければ取得する)
OpenAIのAPI Keyの入力が求められた場合、持っているAPI Keyを入力しましょう。
まだ持っていない方は、関連記事をご覧になってAPI keyの取得をしてみましょう。
OpenAIのAPI keyを入力したら、「Save Securely」を押して進めましょう。
Botを作成する
自身のダッシュボードページが開きました。
今回は、日本総合研究所がリリースしたPDFドキュメントを読み込んで「web3.0トレンド」という名前のBOTにしてみます。
ご自身で好きなテーマで作ってみてくださいね。
私の場合は、下記の通り入力して、「Create Bot」を押して作成してみました。
Name : 「WEB3.0トレンド」
Description : 「WEB3.0トレンドを俯瞰 日本総研pdfより」
Privacy : 「Public access」
Language : 「Japanese」
ソースデータを取り込む
「New Source」を押します。
Source typeを指定します。今回はPDFを取り込むのでDocumentを選択します。
右下にある「Source file」からPDFを取り込みましょう。
私が使用した参考資料のリンクを下記に記載しておきます。
取り込めたら「Add Source」を押しましょう。
参考資料:Web3.0トレンドを俯瞰する~ブロックチェーン技術が実現する次世代のインターネット~ 2022年8月15日 株式会社日本総合研究所
取り込みに数十秒ほど待ちましょう。
取り込みが完了したら、「Indexed」「1Sources」と表記されます。
チャットボットを試してみる
「Chat」を押してみましょう。
するとチャットが画面が開きました。
今回は、「Web3の各国の動向はどういったトレンドか?」と聞いてみます。
ちゃんと答えが返ってきました。
この回答はどこから来ているかというと、取り込んだSourceデータを元に回答されています。
取り込んだ資料の一部が下記なのですが、書かれている内容を一部要約した形で返答してくれました。
まとめ
操作自体はカンタンに始めることができましたね。
幅広い知識を持つChatGPTに質問するのとは違い、専門性に特化させた使い方ができそうです。
つまり、回答の精度が高いチャットボットが作れそうです。
活用ケースとしては、カスタマーサポート業務の自動応答化などがありますね。他には、普段情報収集で見ているサイトをまとめて登録しておけばチャットボットが質問に答えてくれる、という使い方もできそうです。
DocsBOTが良いなと感じた点は、ブラウザページやドキュメントを読み込んで解析することができる点ですね。
ChatGPTだとテキストベースのやりとりなのでドキュメントの読み込みはできません。
ですので、DocsBot AIとChatGPTを使い分ければ強力な武器になりそうですね。