StableDiffusionで気に入ったポーズや構図の画像が生成できたとき、「一部だけを変えてみたい」と思うことは無いでしょうか。
画像は基本的にプロンプト(指示・呪文)を元にランダムで生成されます。
ですので、決まった画像を出すにはコツが必要です。
そのコツは、SEED値(シード)というものです。
SEED値(シード)を固定することで、気に入った構図の特徴を引き継いで新しく生成することができます。
非常に便利なので是非触ってみましょう。
SEED値(シード)とは
プロンプト(指示・呪文)に沿って様々なバリエーションの画像が生成されます。
このときに生成される画像ひとつひとつにSEED値が割り当てられます。
初期設定では、ランダム生成になっています。
このときの設定値は「-1」です。
画像に割り当てられたSEED値をパラメータ指定することで、1枚の画像を元に微調整することができます。
SEED値(シード)を固定する方法
SEED欄に固定したいSEED値を入力するだけです。
なお、右側にあるサイコロボタンを押すとシードランダムに戻すことができます。
でも、お気に入りの画像のSEED値がわからないですよね。
確認のしかたは、ファイル名を見ればOKです。
ファイル名のハイフン(-)の後ろに記載された数字の羅列がSEED値になります。
この数値を入力すれば良いです。
微調整してみる
元の画像
普段通りにプロンプトを入力して生成した画像がこちら。
当該画像のSEED値は「25」でした。
シード値を固定し、プロンプトに「Blue eyes」追加
SEED値を「25」に指定して、プロンプトに「Blue eyes」を追記してみました。
すると、目の色がブルーに変わりました。
他にも、ピアスが付いたり、エポレット(肩飾り)のデザインも変わっていたりしますね。
まとめ
StableDiffusionでは、プロンプトに基づいてランダムな画像を生成しますが、
SEED値(シード)を利用することで、特定の画像の特徴を維持しながら微調整が可能です。
SEED値は画像ごとに割り当てられ、この値を固定すると同じ構図で新しいバリエーションの画像を生成できます。
お気に入りの生成画像をさらにアップグレードさせていきましょう。