NFT最大のマーケットプレイスを運営しているOpenSeaをご存じですか?
そのOpenSeaが、暗号資産ウォレットスタートアップ企業(Dharma Labs)を買収すると発表がありました。
ウォレット企業Dharma Labsとは?
dhruma(ダルマ)ウォレットを運営しているスタートアップ企業です。dharmaアプリではこれまでの2年間でDeFiへの受入れ~定着化に大きく貢献してきた企業です。
なぜ買収なのか?
OpenSeaの発表では、OpenSeaでのNFTの購入~作成~販売のエクスペリエンスを劇的に向上させる目的だとしています。
成長が著しいコミュニティのニーズを確実に満たす為の製品開発の加速、信頼性と安全性の取組みの拡大を通して、OpenSeaのチームを大幅に成長させることだ、としています。
何をしようとしているのか?
NFTの発行や売買を容易に行えるようにOpenSeaに法定通貨決済を導入するようです。
dDharmaの共同創設者であるNadav氏とBrendan氏は、OpenSeaでリーダーシップの役割を担うとのこと。
Nadav氏は、OpenSeaの製品の技術的な信頼性と稼働時間を改善し、OpenSeaの初期の忠実なコミュニティに関与して報酬を与えるためのweb3ネイティブメカニズムの構築を担います。
一方、Brendan氏は、Web3ネイティブの視点を製品・ビジネス・コミュニティ、およびマーケティングを担うとされています。
dharumaウォレットはどうなるか?
廃止する方向性のようです。
廃止時期は、2022年2月18日。
利用者は、2022.02.18までにdharumaスマートウォレットから資金を引き出す必要があります。
移行措置として、期間限定で資産移動にかかる手数料が無料になります。
移行措置期限を過ぎてしまうと、転送によるガス代を支払う必要が出てきます。
利用者はこの期間を逃さないようにしましょう。
・ウォレットからのすべての転送は次のようになります。
・サイズが100ドルを超える場合はイーサリアムで無料*
・サイズに関係なくPolygonで無料
・銀行口座へのすべての販売は次のようになります。
・サイズが100ドルを超える場合はイーサリアムで無料*
・サイズに関係なくPolygonで無料
・暗号の交換と購入は無効になります
この先どういったことが期待されるか?
NFTマーケット最大手であるOpenSeaでもさらなる利便性を追求しようとしています。
利便性が向上することで、技術的なハードルが徐々に下がって新規利用者が今後増えてくると考えられます。
利用者が増えれば、NFT・ブロックチェーン技術がもっと身近なものに変わっているかもしれないですね。そうなると、ガス代も今より抑えられて取引できる可能性もありそうです。ガス代が下がるのは私たちにとっても非常にありがたいですしね。
やはりブロックチェーン業界・NFT業界は伸びしろがある要素が多いですね。今後もしっかり動向を追っていきましょう。